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「部屋が片付かないのは、収納が足りないから」
以前の私は、そう思っていました。
モノが増えれば収納ケースを買い、棚に入りきらなくなれば新しい棚を置く。それでも、部屋はなかなか片付きませんでした。
私の場合、先に必要だったのは、収納を増やすことではなく、持っているモノを見直すことでした。
収納グッズを買うのは、残したいモノの量と置き場所が分かってから。
今回は、私の経験をもとに、収納を買う前にできる片付けの手順と、買い足すかどうかの考え方を紹介します。
収納を増やしても部屋が片付かなかった
昔の私は、片付けることと収納することを同じように考えていました。
散らかっているモノをケースに入れる。見えない場所にしまい込む。そうすれば部屋がきれいになると思っていたんです。
確かに、収納した直後はすっきりします。
でも、使っていないモノまで残したままなので、新しく買ったモノが加わると、また収納場所が足りなくなる。そのたびに収納グッズを買い足していました。
気がつけば、片付けるために買った収納ケースそのものが、部屋のスペースを占領していました。
しまう場所は増えても、自分が何をどれだけ持っているかは分からないままだったんです。
収納グッズを買う前に確認したいこと
収納グッズが悪いわけではありません。必要なモノを使いやすく整理するためには、収納が役立つこともあります。
ただ、買う前に、今あるモノを確認してみてください。
- 今も使っているモノか
- 同じ用途のモノを、必要以上に持っていないか
- 好きだから残しているのか、なんとなく置いたままなのか
使用頻度だけで決める必要はありません。出番が少なくても必要なモノや、大切に残しておきたいモノもあると思います。
まずは、何を持っていて、何を残したいのかを知ること。その前に収納を買うと、使っていないモノのために場所を増やしてしまうかもしれません。
見直したあと、それでも収まらない場合は、次の3つを確認します。
- 量: 残すモノは、どれくらいあるか
- 場所: どこに置けば、使いやすく戻しやすいか
- 寸法: 置く場所に収まり、中に入れるモノも無理なく入るか
今ある引き出しや棚で収まるなら、買い足さなくても大丈夫です。
必要な収納がはっきりしてから選ぶ。その順番にすると、「便利そうだから」と買うのを避けやすくなります。
まずは引き出し一つから始める

持ち物を見直すといっても、いきなり家中のモノを全部出す必要はありません。
私がおすすめするのは、引き出し一つだけを選ぶことです。
最初は、思い出の品など判断に時間がかかる場所より、普段使う文房具や小物の引き出しから始めると取り組みやすいと思います。
手順は、次のとおりです。
- 引き出しを一つ選び、中身を全部出す
- 「いる・迷う・不要」の3つに分ける
- 「不要」は引き出しに戻さず、分別や手放し方を確認する
- 「いる・迷う」を引き出しに戻す
「不要」の候補になるのは、書けなくなったペンや、もう必要のないチラシなどです。
用途が分からない付属品や、大切かどうか判断できない書類は、急いで捨てなくて構いません。必要性を確認するまで「迷う」に入れておきます。
迷ったモノを、今日中に無理やり捨てる必要はありません。
ただし、戻したら終わりにはせず、後日もう一度見直してみてください。
私も、一度目には残したモノを改めて見て、「結局使っていなかったな」と判断できることがありました。
最初の目的は、たくさん捨てることではありません。自分が持っているモノを確認し、残すかどうかを自分で決めることです。
引き出し一つが終わったら、その日はそこでやめても大丈夫。余裕のある日に、もう一つ進めていきます。
モノが減ると収納も減らせる
私はこのように少しずつ持ち物を見直すうちに、収納ケースを買い足す必要がなくなりました。
それどころか、使わなくなった収納ケースを手放せるようになったんです。
一度にではありませんが、見直しを続けた結果、収納ケースを10個以上手放しました。
これは私の場合の結果なので、同じ数だけ減らす必要はありません。
ただ、「収納は足りなくなるもの」と思っていた私にとって、収納そのものが余るのは大きな変化でした。
収納が減ると、部屋に余白ができます。掃除のときに動かすモノも減り、何がどこにあるかも把握しやすくなりました。
空になったケースも、「いつか使うかも」と残す前に、具体的な使い道があるかを考えるようにしています。
空いたスペースを、また何かで埋めなくてもいい。そう思えるようになったことも、モノが増えにくくなった理由の一つです。
片付けの目的は、捨てることではない
私は、何でも捨てればいいとは思っていません。
好きなモノや、大切に使っているモノまで、無理に減らす必要はありません。必要なモノを使いやすくするためなら、収納を買うことも選択肢です。
私がやめたのは、持ち物を見直さないまま、収納だけを増やし続けることでした。
自分に必要なモノと、お気に入りのモノを、使いやすく持っておく。
そのために、今の暮らしでは使っていないモノを少しずつ手放す。それが、私の考える片付けです。
まとめ|収納を買うのは、モノを見直してから
部屋が片付かないときは、新しい収納を探す前に、まず引き出し一つを開けてみてください。
中身を出して、「いる・迷う・不要」に分ける。迷うモノは無理に捨てず、後日もう一度見直す。
残すモノが決まったら、今ある収納に収まるかを確認します。それでも必要なら、量・使う場所・寸法に合う収納を選びます。
持ち物を見直す。今ある収納を使う。足りない分だけ検討する。
以前の私は、この順番が逆でした。
今日やることは、引き出し一つの中身を確認するだけで十分です。新しい収納を買うかどうかは、そのあとで考えてみてください。
次回は、私が掃除を楽にするために意識している「床にモノを置かない」というルールについて書いてみます。


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